皆様、こんにちは、サブ3サラリーマンです。
皆さんは「貯蓄率」についてご存じでしょうか。
貯蓄率とは「 可処分所得(=手取り収入)に対する貯蓄額の割合 」のことです。
FIREを実現させるためには、何よりこの「貯蓄率」が重要になります。
よく資産形成においては、収入金額(年収)が重要であると思われがちです。確かに収入金額(年収)が高いほうが資産形成には有利です。しかし、年収が高いからと言って支出(生活費)も一緒に上がっていては資産形成をすることはできません。したがって、資産形成における最重要指数は「貯蓄率」となります。

その点をしっかりと認識いただいた上で、
貯蓄率は「 貯蓄(貯金)額 ÷ 可処分所得(手取り収入) × 100 」で計算することができます。
例えば!!
参考モデル① 高収入だけど浪費家のAさん
年間の手取り1,000万円 ー 年間生活費900万円 = 残額100万円
100万円 ÷ 1,000万円 × 100 = 貯蓄率10%です。
参考モデル② 高収入ではないけれど、無駄な浪費をしない堅実なBさん
年間の手取り300万円 ー 年間生活費150万円 = 残額150万円
150万円 ÷ 300万円 × 100 = 貯蓄率50% です。
年収は Aさん1,000万 > Bさん300万
しかし、 貯蓄率は Aさん10% < Bさん50% となります。
AさんとBさんでは、手取り年間収入で3倍以上違いがありますが、年間支出(生活費)によって、貯蓄率は逆転しています。

要するに!
年収(=いくら稼いでいるか)よりも、支出(生活費)を抑えて、貯蓄率(=どれくらい貯めていけるか)の方が重要
ということです!
つまり、資産形成をしていく上で大切なのは、生活費をなるべく低く抑えるということです。それにより貯蓄率も上がります。また、必要な生活費が低くてすむのであればFIREに必要な金額も少なくてよく、より早期にFIREを達成することができます。 ⬅️ 重要ポイントです!
次に、こちらのグラフをご覧ください。
参考:ダイヤモンド・オンライン【FIRE】早期リタイアを目指すなら「年収」よりも「貯蓄率」を重視すべき理由

このグラフは「FIRE(リタイア)までにどれくらいの年数がかかるのか」ということについて「貯蓄率」と「リタイアまでの年数」という軸で投資リターンごとに表示したグラフになります。
上表、参考モデル② 高収入ではないけれど、無駄な浪費をしない堅実なBさんと同じ貯蓄率50%で投資の利回り5%と仮定した場合、FIRE(リタイア)まで、約16年となります。
そして、更に!

質素倹約に励み、貯蓄率を50% → 70% にした場合の検証結果がこのようになります。
FIRE(リタイア)まで、約8年、以前より8年も短縮することができます。
あくまで、過去の統計数値を適用し、今後もその前提が続くことが条件にはなりますが、リタイア(FIRE)においては、貯蓄率がいかに重要であるかがわかります。
(参考)貯蓄率とリタイアまでの年数の関係(投資リターン5%の場合)
- 貯蓄率20%:リタイアまでに約36年
- 貯蓄率30%:リタイアまでに約28年
- 貯蓄率50%:リタイアまでに約16年
- 貯蓄率70%:リタイアまでに約8年
【本稿のまとめ】

FIRE(リタイア)を目指す上で、貯蓄率が最も重要です!
貯蓄率を上げるには、収入を上げ、支出(生活費)を下げる必要があります。支出(生活費)が下がればFIRE(リタイア)までに必要な資金も少なくなります。また、支出(生活費)が低い状態は、収入の低下によって生活できなくなるリスクも低減します。また、貯蓄率が上がると、余剰資金が増えるので、その資金で新たな投資(株式や債権の購入)に充てることができます。その株式や債権が更なる資産を生み出し、キャッシュフローの循環が更に良くなります。
【貯蓄率を上げる方法】
・収入を上げる → 本業 + 副業 等で収入の最大化を図る。
・支出を下げる → 固定費 → 変動費の順で見直し支出を下げる。
固定費の削減 → 「家賃」を可能な限り下げる。これに尽きます。家賃カットが全てです。
貯蓄率を高めて、資産形成の好循環化を目指しましょう!
以上、ご参考になれば幸いです。
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