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【事前検討必須】FIRE(セミリタイア)中に、資産減少・減配・無配が起きた場合の対応について

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FIRE全般
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みなさま、こんにちは、サブ3サラリーマンです。

今回は、FIRE(セミリタイア)実施時に、パンデミック、世界恐慌、地政学リスク等が発生し、資産評価額の大幅な減少、配当金の減配、無配、などが起こることを想定し、実際に発生した場合の対応について事前検討したいと思います。

金融市場では、常にリスクと隣合わせです。株価も日々上昇と下降を繰り返しています。良い時もあれば、悪い時もあります。当然のこと、大幅な下降(暴落)の局面も生じます。過去の歴史を見てもわかる通り、数年に一度、必ず暴落局面が訪れています。

【参考資料】

モーニングスターカンファレンス2021 イベントレポート
講演5 低コスト・インデックスファンド!~eMAXIS Slim(投資信託)とMAXIS(ETF)の活用術~

【過去の主な市場下落イベントと下落率】

・ブラックマンデー 全世界株式直近高値から ▶︎ 30%下落

・ITバブル崩壊   全世界株式直近高値から ▶︎ 40%下落

・リーマンショック 全世界株式直近高値から ▶︎ 62%下落

・コロナウイルス  全世界株式直近高値から ▶︎ 34%下落

いずれもその後、値は戻しているものの、一度、暴落期が訪れると、数年に渡り、資産価格が30〜60%程度減少します。場合によっては、配当金の減配や無配措置も実施される可能性もあります。

FIRE(セミリタイア)実施に、暴落、減配、無配となった場合に備えた事前準備

では、実際に暴落期が来ることを想定して、事前に準備しておくことについて検討したいと思います。

以下の4つが考えられます。

① 現金(キャッシュポジション)比率を高めておく

② 現金以外の安全資産へ資産配分を変更しておく

③ 資産収入以外の収入源を確保、構築しておく

④ 交友関係を円滑にしておく

① 現金(キャッシュポジション)比率を高めておくについて

生活防衛資金としての現金に加え、株価下落時の株式追加購入資金としても現金は必要になります。株価下落時は、目先の資産評価額は減少するのものの、同時に株式の基準価格も下がる為、優良な銘柄については、割安価格(バーゲンセール価格)として、追加購入できるチャンスでもあります。その時に備え、ある程度の余剰資金は確保しておきたいところです。

ちなみに、個人投資家の場合、現金比率(キャッシュポジション)は「 年齢 = 現金比率 」と言われることも多いですが、実際には、自身のリスク許容度を基準に判断されると良いと思います。

【 一般的な年齢と現金(キャッシュポジション)比率 】

・20歳 = 20%
・30歳 = 30% → 私、30代のサブ3サラリーマンは現在、“5〜10%程度”です。
・40歳 = 40%
・50歳 = 50%
・60歳 = 60%
・70歳 = 70%

②現金以外の安全資産へ資産配分を変更しておくについて

安全資産とは、経済環境や金融市場が不安定な状況となっても価値の上昇が期待される金融商品のことをいいます。これらの資産は経済や金融市場の状況との相関が見られない、あるいは逆相関の関係にあります。このため相場の下落時に価値が上昇することがあります。

安全資産の一覧

【 金(GOLD) 】 

▶︎ 「有事の金」と言われます。

参考として、「リーマンショックとコロナウイルス発生時」の金相場の値動きをご紹介します。

【リーマンショック時の金と株式の推移】

【コロナウイルス時の金と株式の推移】

【 国債 】

▶︎  国債とは、国家が発行する債券のことです。国債の種類は様々ですが、多くの投資家に選好されるのが米国債です。国債にはそれぞれ期限が設定されています。例えば、米国財務省短期証券は満期が1年以下のものを指します。一方、米国財務省長期証券は満期までの期間が10年を超える場合があります。多くの投資家は、先進国の政府が発行した債券に信頼をおく傾向があります。国家としての米国の信頼性と基軸通貨としての米ドルの価値よって担保されています。これらを背景に、米国債は満期を迎えると投資家に資金を還元します。このため米国債をはじめとした信用の高い国が発行する国債はリスクが少ない安全資産と見なされています。

【 米ドル 】

▶︎ 外為市場での安全資産の代表格は『米ドル』です。その理由は基軸通貨にあります。基軸通貨とは、「いつでも」「どこでも」「誰でも」自由に換金することができる高い流動性を担保している通貨のことをいいます。基軸通貨であり続ける限り、米ドルは今後も安全資産のひとつとして多くの投資家に選考されることが見込まれます。

【 コモディティ 】 

▶︎  “ 商品 ”のことを指す言葉で、コモディティ投資とは、商品先物市場で取引されている原油やガソリンなどのエネルギー、トウモロコシや大豆などの穀物といったようなコモディティ(商品)に投資することをいいます。

【 ディフェンシブ株式 】

▶︎  景気の後退局面では、その影響を受けにくい『ディフェンシブ株』が選好されます。

ディフェンシブ株とは、「公共施設、消費財、食品や飲料、ヘルスケア」といった商品やサービスの提供をする企業の株式のことをいいます。景気が後退しても、これら企業が提供する商品やサービスには一定の需要があります。このため、ディフェンシブ株は安全資産とみなされています。

③ 資産収入以外の収入源を確保、構築しておくについて

株式の配当金のみに依存していると、万が一の際、生活が困窮してしまう恐れがあります。それを回避すべく、その他の収入源も確保しておいた方が安心です。

一例としては

1. アンケートサイト、ポイ活

2. ネットオークション、フリマサイト活用

3. ネットショップ運営

4. ブログでのアフィリエイト広告

5. YouTube動画配信での広告

6. クラウドソーシング

7. 電子書籍の販売 

8. スキル販売

9. セミナー講師

10. WEBデザイナー・WEBライティング

11. 動画編集

12. 写真、動画販売

13. ハンドメイド商品、イラスト販売、その他物販など

14. 不動産投資関連

15. 単発・日給バイト・時給バイト

16. 業務委託契約での請負業務、配達員

こういったものが挙げられます。

尚、せっかくFIRE(セミリタイア)したのであれば、自分の好きな分野で楽しく行えるものをお勧めします。それが、「ストック型ビジネス」であれば、収益だけではなく、経験やノウハウも蓄積されていくので更にお勧めです。

④ 交友関係を円滑にしておくについて

万が一の際、家族、親族、友人、知人に頼ることによって、助けてくれます。そういった意味においても、普段から近い関係にある方との交友関係は円滑、良好にしておくことが大切です。

まとめ

今回はFIRE実施時に起こり得る、不測の事態に対する対応について確認をしてみました。FIRE(セミリタイア)中においても、資産に影響を及ぼす、様々な金融リスクが生じます。それは過去の歴史から見ても、金融市場の仕組みから見ても当然のことです。その際に動じぬよう、「金融市場に投下している資産の30〜60%は常に減少する可能性がある」との認識は持っておかれた方がよろしいかと思います。

その上で、いかにリスクを回避することができるのか、という点が大変重要です。

卵は一つのカゴに盛るな」の格言の通り、常にリスク分散を図ることが大切です。

・労働市場に影響されない「資産収入 」

・金融市場に影響されない「労働収入」

・万が一の際に助けとなる「人間関係」

・自らのスキル、能力  「人的資本」 

この観点を意識し、組み合わせた、「ハイブリッド型の資産形成・生活スタイル」が望ましいと言えます。

備えあれば憂いなし、一寸先は闇、と言うことを念頭に、如何なる状況にも対応できるような盤石の体制でFIRE生活を送れればと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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