今回は、「(人生)逃げ切り計算機」をご紹介したいと思います。
FIRE(セミリタイア)を実行する前の簡易シミュレーションとして活用してみてはいかがでしょうか。
概算値として、大まかな数値を把握することができます。
【逃げ切り計算機】
逃げ切り計算機の使用方法
サイトへアクセスし、以下9つの項目を入力します。
1.現在の年齢
2.現在の貯金額
3.年間利息(株式の場合、年間利回り)
4.年金支給開始までの年間支出額
5.年金受給開始後からの年間支出額
6.年金受給開始年齢
7.受給年金の月額
8.年間インフレ率
9.受給年金のインフレ連動
✅ 3.年間利息(株式の場合、年間利回り)は、米国株式の場合、過去リターンはおよそ7%ですが、「今回は4%」と仮定
✅ 4.「年金支給開始までの年間支出額」は、月20万円×12ヶ月=「年間240万円」と仮定
✅ 5.「年金受給開始後からの年間支出額」は、月20万円×12ヶ月=「年間240万円」と仮定
✅ 7.受給年金の月額は、「月額8万円」と仮定
年金については、公的年金シミュレーターをご利用いただくことで、正確に試算をすることができます。
✅ 8.年間インフレ率は、「1%」と仮定

シミュレーション① 50歳、資産5,000万円の場合

【試算結果】
50歳、資産5,000万円、年間利回り4%、年間支出240万円で試算すると、88歳まで生きることが可能という結果になりました。
シミュレーション② 40歳、資産4,000万円の場合

【試算結果】
40歳、資産4,000万円、年間利回り4%、年間支出240万円で試算すると、61歳まで生きることが可能という結果になりました。
シミュレーション③ 35歳、資産3,500万円の場合

【試算結果】
35歳、資産3,500万円、年間利回り4%、年間支出240万円で試算すると、52歳まで生きることが可能という結果になりました。
試算結果について

シミュレーション① 50歳、資産5,000万円の場合であれば、88歳まで生きることが可能、ということで、なんとか逃げ切れそうですね。
シミュレーション③ 35歳、資産3,500万円の場合だと、52歳までということで、逃げ切り失敗になります・・・。
その場合、更に、「支出を抑える」「労働をして収入を上げる」「年間利回りを上げる」などの対策が必要になります。年間利回りの調整は難しいですが、「支出額の調整」については比較的簡単かと思います。今回は月20万円(年間240万円)としましたが、月15万円(年間180万円)、月10万円(120万円)、自身のライフスタイルに応じてコントロール可能です。
このように、あくまで、一定の前提条件に基づくシミュレーションにはなりますが、大まかな概算値把握としては、参考になるかと思います。
改めて、FIRE達成に向けての公式ですが!!
収入最大化 ー 支出最小化 = 貯蓄率最大化 → 投資運用(4%ルール、高配当株など)
常に意識して、如何にして、早期に資産を構築できるのか、というところがポイントになります。
そういった中で、今回ご紹介した、「(人生)逃げ切り計算機」も活用しながら資産形成を進めていただければと思います。
以上、本稿が参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。