今回は、米国高配当ETFの一つ、「VYM」について「最新(2022年10月時点)の公式データ」と併せてご紹介いたします。( ※標題の画像「GoogleFinance」より(2022年10月7日時点))
VYMは、SBI証券が実施した『【大人気!米国株式・米国ETF】2021年年間ランキング』でも堂々の第4位を獲得している人気のETFです。


VYMの概要
まず、VYMの概要です。運用しているバンガード社の公式HPのデータを基にご紹介します。
【概要】(2022年10月7日時点)


【特徴】
・世界三大運用会社の一つ、「バンガード社」が運用
・経費率が低い ▶︎ 0.06%
・現在443銘柄で構成されている。▶︎ 銘柄数が多いので、幅広く分散投資が可能。分散投資をしておくと、一つの企業の業績が悪化した場合でも、さほど影響は受けないため、リスクヘッジも考えながら投資を行いたい方には最適なETFと言える。
・株価は緩やかに右肩上がりに推移しており、キャピタルゲインも狙うことができる。

直近の配当利回り

▶︎ Bloomberg より、3.17%

配当金履歴

▶︎ 配当金は年4回( 3月、6月、9月、12月)に支払われます。
株価推移

【全期間の株価推移】
・60 〜 100USDの範囲(右肩上がりで上昇傾向)
・2020年の大きな下落はコロナショックの影響(現在は回復し、それ以上成長)

「GoogleFinance」より(2022年10月7日時点)
直近1年間の株価推移

「GoogleFinance」より(2022年10月7日時点)
セクター組入銘柄・比率

【業種・銘柄比率(2022年10月7日)公式サイトより】

「金融 ▶︎ ヘルスケア ▶︎ 生活必需品」が上位を占めています。
全443銘柄中/組入割合上位20銘柄
組入割合上位1〜10

組入割合上位11〜20

運用実績
左)VYM / 右)ベンチマーク指数

▶︎ ベンチマーク指数に連動した同等のパフォーマンスであることがわかります。
【参考】私の直近1年間(5期分)の受け取り配当金額

現在、私もVYMを保有しています。
参考までに、直近の受取配当金額に関する資料をお見せします。
2021年9月・12月・2022年3月・6月・9月(5期分)





2021年12月と2022年3月では、保有口数と配当金額が逆転しています。
※このように、配当利回りは毎回変動します。
【参考】 配当利回りの確認方法 | 配当金額の計算方法
① Bloomberg にて、VYMを検索
② 「直近配当額」を確認

③ 計算式
▶︎ 株式保有口数 × 直近の配当額(上記の場合、0.8479) = ●●●ドル
▶︎ ●●●ドル × 税金0.72 × 為替レート●●●円 = 税引後受け取り金額(円)
(参考🔻数値を入れるとこのようになります)

VYMで配当金生活を目指すにはいくら必要??

VYMの配当金だけで生活するには!!
たとえば、年間240万円(1か月あたり20万円)の生活費をまかなう場合、配当に約28%の税金がかかることを考えると、税引前で約336万円の配当金が必要となります。
336万円(配当金)×0.72%(税率)=241.92万円(≒約240万円・税引後手取額)
VYMの利回りは約3%(概算値仮定)なので、約11,200万円あれば、税引前で約336万円の配当金を得ることができます。
11,200万円(VYM保有額)×3%(利回り)=約336万円(税引前配当金)
※配当利回りは常に変動します。あくまで、参考、概算値としてご覧下さい。
まとめ
今回は、高配当が魅力のETF、「VYM」をご紹介しました。
✅ 現在443銘柄で構成されている。銘柄数が多いので、幅広く分散投資が可能。
✅ 金融 ▶︎ ヘルスケア ▶︎ 生活必需品 の順で組入セクターが多いのが特徴
✅ 経費率が低い ▶︎ 0.06%
✅ 直近の配当利回りは3.17%(Bloombergより)
✅ 分配金は年4回( 3月、6月、9月、12月)
✅ 株価は緩やかに右肩上がりに推移しており、キャピタルゲイン、インカムゲイン両方を狙うことができる。
▶︎ 高配当銘柄については、価格が安い時に購入できるかどうかがポイントになります。増配されるか、取得基準価格を下げることで「配当利回り」がUPします。
以上、参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。