本稿では、サイドFIRE(セミリタイア)後に株価暴落や減配が起こった時の対処について記載をしています。
私自身、2022年12月31日で会社を退職し、2023年1月より、サイドFIRE(セミリタイア)生活に移行します。
その上で、来年以降の生活について、多面的に想定し、シミュレーション等を行なっているところです。その過程で避けては通れないのが、「株価暴落」「減配・無配」という事象です。起きてほしくないものの、いつかは必ず発生してしまうものとして、あらかじめ準備をしておく必要があります。
①保有銘柄は、安心して保有できる「安定・成長&連続増配」銘柄にシフトさせておく
②毎月の生活コストを抑えておく
③現金(生活防衛資金)の比率を高めておく
④配当金以外の収入源を構築・確保しておく
⑤ゆるい労働を行う
⑥(最終手段として)保有銘柄を一部売却して、現金化して凌ぐ
⑦(最終手段として)親族・友人・知人の助けを借りる

①保有銘柄は、安心して保有できる「安定・成長&連続増配」銘柄にシフトさせておく
株価暴落局面においては、優良銘柄であっても、株価の下落は起こります。しかし、その後の株価回復が早かったり、一時的に減配が行われたとしても、その後すぐに従来の水準での配当金が支給されることが期待できます。非常事態における、不安材料を少しでも取り除く意味においても、サイドFIRE(セミリタイア)前に、保有銘柄の整理をしておくと良いかもしれません。
②毎月の生活コストを抑えておく
毎月の生活コストが低ければ低いほど、万が一の際のリスクヘッジにもなります。
家賃(最大の固定費)の見直しをはじめとして、“固定費、変動費を最小化”しておくことをおすすめします。
③現金(生活防衛資金)の比率を高めておく
収入を配当金のみに依存していると、万が一の際に生活ができなくなってしまう恐れがあります。また、サイドFIRE(セミリタイア)後は、会社員とは違い、安定的な収入が途絶えてしまうので、これまでよりも現金(生活防衛資金)の比率を高めておく必要があります。
さらに、投資の観点において、「 暴落局面 = 株式のバーゲンセール 」を意味します。株式を通常時より安く購入できる“チャンス”でもあるので、その際に必要な「買付資金」という意味においても、現金比率を高めておく必要があります。
④配当金以外の収入源を構築・確保しておく
収入を配当金のみに依存していると、万が一の際に生活ができなくなってしまう恐れがあります。そうならない為にも、第2、第3の収入源を構築・確保しておく必要があります。ストック型のビジネスやマネタイズできるWEBコンテンツの構築などが良いかと思います。さらに、収入だけでなく、経験やノウハウも蓄積できるようなものが良いと思います。
⑤ゆるい労働を行う
パート・アルバイト、時短勤務、何でも構いません。収入面だけでなく、「社会とのつながりを持つこと」「体を動かすことでの健康維持」「新たな分野での自身の成長」という面でもメリットはあるので、多少の労働は今後も継続していくことをお勧めします。
⑥(最終手段として)保有銘柄を一部売却して、現金化して凌ぐ
非常事態で現金が枯渇した場合、最終手段として、保有銘柄を売却して現金化する方法があります。暴落局面のため、保有銘柄の評価額も相当程度減少している可能性もありますが、それでも、生活資金として必要であれば、売却して現金化する必要があります。
⑦(最終手段として)親族・友人・知人の助けを借りる
全てを話して、一時的でも助けてもらえるような方がいれば安心だと思います。万が一の際は、相談して助けてもらいましょう。
まとめ

今回は、サイドFIRE(セミリタイア)移行後の、「株価暴落」「減配」など、万が一の際の対処法等について記載しました。
①保有銘柄は、安心して保有できる「安定・成長&連続増配」銘柄にシフトさせておく
②毎月の生活コストを抑えておく
③現金(生活防衛資金)の比率を高めておく
④配当金以外の収入源を構築・確保しておく
⑤ゆるい労働を行う
⑥(最終手段として)保有銘柄を一部売却して、現金化して凌ぐ
⑦(最終手段として)親族・友人・知人の助けを借りる
何事も、事前の想定と準備が大切です。暴落や減配は必ず起こるものとして、いつでも対応できるように準備を行っておきましょう。
以上、参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。